京町家に学ぶ

1月27日、この日の京都林大1年生の見学先は
京都市中京の町家・斧屋(おのや)と小島邸。
それは、旧市内に普遍的であった商用・住居兼用の建物。

こちら、以前も見学させてもらった斧屋(→2015.1.30ひとりごと)。
町内集会所,京町家作事組事務所。

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そしてこちらが小島邸。
表の店部分を京都学園大学に教室として貸与。

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表通りに面する1階は格子造り、2階は虫籠(むしこ)造り。
間口狭く奥行き深く、
縦に並んだ店の間や座敷に沿って、吹抜けの走り庭の、
木造瓦葺き大半は2階建て。
奥に庭や離れ、土蔵も。

見学にあたって講師を務めてくださったのは、
京町家再生研究会理事長の小島冨佐江氏。

京都の街は、2度の大火にあっています。
応仁の乱の焼け跡を、豊臣秀吉が区画を整理し、
「うなぎの寝床」と呼ばれる細長い敷地に。
江戸時代中ごろには京町家様式が完成したものの、
明治維新前の禁門の変で、京都中心部焼け野原。

その後、復活。
戦後・バブル期には、取り壊しが進み、
また老朽化が進んでいるのは確かだが(→2012.1.25ひとりごと
一方で、現在、その保護論は盛んになりつつあります。
木造家屋の特徴を活かした文化的価値、それに
立派な床の間、違い棚、落ち着いた奥庭まである、
店と住居を兼ねた都市型住宅の先駆という意味で。

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今、京都の中心街に残る町家は、
京都全体で47000軒、旧市内に28000軒とか。
その1軒である斧屋は、
ニューヨークのワールド・モニュメント財団(WMF)の助成で、
修復されました。
部分的に取替え可能の木材の良さ、
土台石に固定せず、屋根まで一本の通し柱の地震対応、
部材が規格化されており、使い回しが可能など、
学生諸君も、木造家屋に対する認識改めて・・・。


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只木 良也

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