宮崎・高千穂へ

国民森林会議、今年の「お出かけ公開講座」は、
9月19~20日、宮崎県にて。

19日は、宮崎市の県労働福祉会館でシンポジウム、
テーマは「森林・林業のめざすべき方向」、
藤森隆郎氏(国民森林会議)、興梠克久氏(筑波大学准教授)、
藤掛一郎氏(宮崎大学教授)、竹下忠利氏(宮崎県森林組合連合会)、
飯干福重氏(高千穂町林業家)といった講師陣。

20日、人工林地帯に皆伐跡を散見しながら、

s-IMG_1469川南

高千穂町に至り、押方地区の森林を視察・論議、
興梠幸男氏(高千穂森の会会長/前日講師・興梠氏の父君)の山林で。
経営はもちろん、スギ人工林主体の林業への取り組みは精力的。
林道は密に配置されて、間伐も行き届いている。

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加えて、阿蘇山遠望可能な山頂を持ち、
クマガイソウ(天然記念物)など希少動植物の保護、
干害防止保安林、ふれあいの森の整備などなど。
森林が供給してくれる、木材も環境も文化も
資源として活用するという将来の森林理想像を目指す努力に、
うわさ高まり、視察・見学来訪者も増加中らしい。

もうひとつの見学先は、飯干氏所有の山林。

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ここも間伐の行き届いたスギ人工林が広がるが、
特徴的なのが、スギの品種間差の研究への取り組み。

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九州の林業では、昔からスギの「挿し木」苗を使うが、
地域ごとに尊重する「品種」がある。
飯干氏がそれらを研究した結果、
推奨は「メアサ」だという。
育苗容易から始まり、材質は屋久杉にも勝るとか。
 
山には、色々な品種の試し植えが。

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写真左から右へ順に、
3本吉野スギ、次いで5本はクモトオシ、
さらに枝葉むくむくした3本がメアサで、
その隣(写真右端)はヤブクグリ。
なお、手前若いのはヤマグチ。


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只木 良也

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