知恩院御影堂、骨組みだけの屋根

9月26日、知恩院へ。
京都府立林業大学校の一般府民対象の公開講座
森と木の文化コース「森林と社寺建築」として開催で
講演と見学という内容に、80余名の参加がありました。
当日は晴天。
山門背後の東山は、マツ山から完全に照葉樹林化へ。

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まず和順会館で、講演2題
京都建築専門学校校長の福田敏朗氏と私。
そして、現在進行中の国宝・御影堂の修復現場を見学。
瓦を外した大屋根を前に説明を聞きます。

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法然上人の木造を安置する御影堂は、
寛永16(1639)年に完成(寛永10年創建の初代は焼失)。
日本で5番目という規模の木造建築物で、
元禄15(1702)年、明治43(1910)年に続いての大修理。
軒先の太丸太は桔木(はねぎ)と呼ばれ,
てこの原理の応用で、深い軒を支えています。
有名な「左甚五郎の忘れ傘」はこの軒下が定位置(今はお引越し中)。

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見学は2回目の私(→2013.12.12ひとりごと)ですが、
間近でながめる大屋根の骨組みは、やはり圧巻。
 
IMG_8440.jpg

今回同行した大学生の孫娘も、目を見開いて興味津々。
「てこの原理、材木の使い分け、そして
組木細工みたいに木材同士を固定する方法と
明治の修復で使われたボルトで固定する方法が共存していたり。
そのひとつひとつに実感だなぁ。ずっと大切に守られてきたんだって」
・・・祖父同様、いやそれ以上に感激したようです。


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只木 良也

Author:只木 良也
森林雑学研究室
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