鞍馬山で聞いた、「羅網」

9月11日、NPO自然と緑のふれあいハイクで、
貴船から鞍馬寺へ。
森の中の九十九折の参道をゆく・・・。  

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牛若丸ゆかりのこの地、子供の頃から
家族で、学校遠足で、と、よく行ったところ。
大学時代も、樹木実習で・・・。
その頃のなじみの木もご健在、しかし、
今はご多分にもれず、ナラ枯れ随所に。
・・・とはいいながら、
点々と巨木を交えて、山々はなお緑豊かなのは、
さすが、鞍馬弘教の地。

20110913IMG_0507鞍馬寺

その教義は、大自然から、愛と光と力をうけ、
明るく正しく力強く生きて、ついに
大宇宙を司る尊天と合一すること、とか。
大杉も神と祭られる。

20110913IMG_0517大杉

霊宝殿(鞍馬山博物館)学芸員の曽根祥子さんから、
いろいろ聞いた鞍馬の話。その中で
「羅網(らもう)」という言葉が心に残りました。
羅網とは、仏殿を飾る荘厳な飾りのことで、
宝珠が左右上下に結ばれ、網となったもの。

20110913IMG_0510羅網

その意味は、世界の森羅万象。
決して単独ではなく、
すべて網のように相互関連、関わり合い響き合い、
それあってこそ、個々の命も輝く、・・・。
これ、「生態系生物多様性」のこと、そのものではないでしょうか。

生態系」の概念を公にしたのは
イギリスのタンスレー、1935年。
「羅網」はさて、いつ生まれたか?
少なくとも1000年以上前?
曽根さんはこう語ってくれました。
「『自然を守る』なんてとんでもない。
私たちは自然に守られているのです。」

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只木 良也

Author:只木 良也
森林雑学研究室
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