オルゴールボックスの匠

京都林大開校以来3年間副校長を務め、
大学校の将来への軌道をしっかりと築いてくださった
木村祐一先生が、7月2日来校。

「木工」を趣味とされるのだが、
それはもう細工師の領域で、
お得意のオルゴール箱は、まさに美術品。
定年退職後は、木工を本職として打ち込み、
作品展示会も好評。注文を受けて制作することもあるとか。

今回も、新作3点をご持参。

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後列の大箱は3曲オルゴールで
使用材は,北米のメープル(カエデ)と、
バード・アイ(鳥目模様の木目)の高級材。
手前の小箱2つは、ともにカキの仲間で、
左はコクタン(黒檀、南洋産)、右はクロガキ(黒柿)製。
いずれも、建築の内装材、化粧材として珍重される樹種で、
南天の床柱、萩の違い棚、黒柿の床框・・・なんていう一節が
落語にも(「普請ほめ」より)。

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銘材の箱に収まって、オルゴールの音は、
一段と落ち着き、和んで聴こえました。

私にはチーク材のペン皿を。
もちろんお手製で、校長室の机に置きました。


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枝切り落としはクスノキのため

先般紹介の、近所の児童公園にある
クスノキ(→2018.5.17ひとりごと)。
痛々しいほど枝を切られた姿から、
40日ほどが経過しました。

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それぞれ左が5月5日、右が6月16日撮影。

枝落とし後の回復力、すばらしい!
「新緑のシーズンに丸裸」(→2018.5.17ひとりごと)とは
余計なことだったかと、チョット反省。
こうした冬の枝切りが、後々、
枝張りの良い樹形を生むのはわかっているつもり、なのですが。

他方、川端康成作『古都』にも登場の
京都府立植物園のクス並木、見事な大木たち。
2015年冬、かなりの枝切りを実施した後、
「クス並木の若返り作業」の掲示をし、
「クスは樹勢強く、切ったところから多くの芽が出て
新しい枝になる」と解説していました。
3年を経て、その効果はいかに。

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左が2015年3月18日、右が本年6月19日撮影。
・・・お見事!!


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大阪府高齢者大学校 6月13日

2009(平成21)年改組・新発足した
NPO大阪府高齢者大学校。
元気なシニアの活躍のため、必要な再学習と共に、
社会変化対応の新しい事業の開発というのが目指すところ。
趣味のサークル活動を通じた社会貢献のみならず、
地球環境問題はじめ、地域の抱える諸課題も取り上げ、
関係団体との協働事業を進めたい、とのこと。

ここで私、2011(平成23)年以来講師を。
所属は「自然と文化を楽しむ科」で、
講義テーマは「森林の成り立ちとそれが生む文化」。
本年度4回目の講義は、6月13日でした。
実はこの日は、私の誕生日。85歳。

クラス・ディレクターの講義開始コメントで、
このことに触れられ、クラス中から大拍手。
ところで、40名余の受講生、全員私より年下。
「高齢者大学校というのは、先生が高齢ということで、
生徒さんは年若?」で大笑い。
なお、この日の講義テーマはまさにめでたく
マツと文化(→2010.1森林雑学ゼミ)。

講義会場の近くに沖縄のデイゴ、赤。
我が家近くの植物園には、アメリカ・ハナミズキ、白。
季節の植物、紅白でめでたく。

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長野林大創立40周年

長野県木曽郡木曽町、
今も中仙道の宿場の香りを保存する。

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林業のふるさとでもあり、
この地の長野県林業大学校、今年は創立40周年。
その記念式典が、6月9日、催されました。
木曽町文化交流センターにて。

国、県、市町村、諸団体からの来賓、
歴代職員、卒業生、関係者など約130名。
校歌斉唱、主催者挨拶、40年の歩み紹介など。
そのお祝いの場で、私、
阿部守一長野県知事から功労者として表彰を受けました。
創設以来今なお続く、外部講師として。
ヒノキの一枚板にレーザー加工の賞状。
手にずしりと40年の重みあり。光栄の至りです。

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また、知事を囲む記念鼎談も。
信州大学教授の植木達人氏、作家の浜田久美子氏
勝野木材・ヤマカ木材の社長、勝野智明氏によって
「これからの林業大学校を考える」。

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森林経営管理能力、異業種との連携、
木材生産だけでない総合化、安全教育、
研究伴ってこそ優れた教育、補助金より意欲、
3K林業(健康・観光・格好いい)といった
言葉がキーワードとして飛び交いました。

そして、祝賀宴会。
乾杯!! トーク、トーク、万歳!!
この日、胸につけてもらったコサージュは、なんとヒノキ製。
さすがの一言。

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総会、二つ

「花鳥の郷をつくる会」(→2015.6森林雑学ゼミ)、
本年の理事会・総会、5月26日に。
日本画の上村淳之画伯が理事長の会、私は副理事長。

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除間伐・散策路整備など修景・整備作業は進行したが、
秋の台風により林道が崩落し、復旧に多くの労力と経費。
林内に絶滅寸前種のカスミサンショウウオ発見、
その他、昨年度の事業や会計の報告など。
昨年度から開始のササユリの栽培・植栽計画推進、
従来からの自然観察会、探鳥会などの拡大充実、
除間伐材の薪・木炭化促進といった
本年度事業計画・予算案を承認。

私自身が、専門的立場から興味を寄せる里山。
その利活用のモデルの一つとしての「花鳥の郷」。
運営には、今後も協力を惜しまぬつもり。

続いて、6月3日、もう一つ、
自然大学を主催する「NPO自然と緑」。

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学長としてのご挨拶では、
先日参議院通過、来年より施行予定の
「森林管理法」の危険性を。続いて、
馬ヶ瀬山での保全活動20周年(→2018.4.27ひとりごと)をはじめ、
森林整備、自然観察会、協力事業の取り組み、
サークル活動、安全講習を含むスキルアップ等、
盛り沢山な事業の昨年度報告と本年度計画などの審議を。
本年の活動も期待させる集会でした。
総会無事終了して、懇談会。しばし歓談。


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只木 良也

Author:只木 良也
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