トウヒの木は残った

日本の林学・林業は、ドイツを「先進国」として
明治以降、モデルにしてきました(→2017.9森林雑学ゼミ)。
ドイツを象徴する樹木・ドイツトウヒが、日本の林業関連の
役所、施設、学校など多くの場所で見られるのは、
その名残です(→2009.12ちょっと教えて、→2017.9森林雑学ゼミ)。
京都大学の芦生研究林(旧演習林)の山のなか、
長治谷実習宿泊所跡にもそびえています。

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京都林大の所在地である京丹波町、
JR和知駅前にも(→2017.9森林雑学ゼミ)。

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5年前の開校まもなく、このドイツトウヒを見た私は
かつて丹波の木材集散地として栄えた地ならでは、と納得。
後日、植栽年も不明、そんなに大きくはありませんが、
町の歴史を物語るとして、元気に育つこの木のことを
広報紙『林大だより』(7号/2013.5)に、書きました。

すると、思わぬ話が聞こえてきました。
当時、和知駅の改修工事にともなって、
このドイツトウヒは伐られる予定だったのだとか。
それが、たまたま記事を目にした駅の方々の尽力で
そんな背景があるのならと、伐採中止になったというのです。
街と林大との連携プレーには、嬉しさを超えた感動が。
『樅の木は残った』ならぬ、「トウヒの木は残った」のでした。

今では、説明板まで付けてもらって・・・

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豊かな実りの秋を、今年も迎えます。

mini-IMG_3953ドイツトウヒ


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全国森林組合職員連盟 研究集会

全国都道府県が回り持ちで毎年開催する
全国森林組合連合会・職員連盟研究集会が、京都で。
本年のテーマは、
「森林組合の次代を担う人材の育成・活躍」。
創設5年目の京都府立林業大学校の校長として、
9月1日、基調講演をしてきました。

講演内容としては、
・何故、京都に林業大?
京都は、実は「森林県」→森林率74%
府排出二酸化炭素のうち森林吸収率8%
美しい森林、貴重な森林
・京都林大のねらい
広視野・人間性豊かな人材育成
実践教育・外部の専門家協力
「自然を尊敬でき、その摂理を活かせる人を育てたい」
・先輩長野林大からのヒント
全人教育、地元との親交
ほか、施設・カリキュラムなど紹介スライドも。

続いて、事例発表・特別講演、
テーマ「女性の活躍」で、女性講師次々と。

渋谷奈津子氏(京都府園部森林組合) 
「プランナー業務について」

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杉山紘子氏(長野県根羽村森林組合) 
「林業現場 女性が山で働くこと」

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野中葵氏(ミス日本みどりの女神) 
「みどりは私の父母~女神活動を通じて」

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かつて林業は男子の職業。私の学生時代には、
大学演習林現場には、女子トイレも無かった・・・。
今、森林・林業に働くことへ意義を見出す女性が増え、
全国あちこちに「林業女子会」誕生。その元祖は京都とか。
今会のテーマに「女性の活躍」。ごもっとも。

全国から130人が参加。講演会終了後は交流会。
翌2日は、京都の伝統的林業地である北山の見学へ。


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夏に咲く花

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暑い夏、青い空、白い雲、・・・。

夏に咲く樹の花、種類は案外少ないが、
花が咲いている期間の長いものが多く、
なかなか目立ちます。
その代表選手、幹つるつるのサルスベリ。

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「百日紅」がその漢字表記。
まさに百日間、紅の花が。
白い花もあり、「百日白」とは書かないが。

「紅」と言えば「海紅豆(カイコウズ)」
亜熱帯産の赤い花の咲くマメ科の木。
ディエゴ(梯梧)が正式名、沖縄の県の木。

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赤い花が魅力か、本州でも、あちこちに。
東京・新橋駅前、大阪・城南法円坂・・・。

韓国で、国の花として尊重されるムクゲ。
個々の花のいのちはほんの2~3日、
しかし次々と咲いて花期は長い。

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園芸品種多く、花の色も様々、白、薄紅、薄紫・・・。
フヨウも同科。
ともに学名をいうと、エエッ⁉ そうか! 
「ハイビスカス」です。

梅雨時が盛期だが、白いツバキに似た花が。
ナツツバキ、お寺に多い。それもそのはず、
別名「沙羅(しゃら)の木」。
平家物語の冒頭「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理」の木。

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お釈迦様入滅の時に咲いたとされる白い花
熱帯のシャラノキを、
温帯のこの木に模したと、言い伝えられています。

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京都林大オープンキャンパス

7月30日、京都府立林業大学校、オープンキャンパス。
入学を考えている人々に対して、学校を開放し
施設・授業などさまざまな情報を提供して、
学校への関心を深めてもらおうとする機会です。

暑い日でしたが、学生さんや保護者の方々、
多数ご参加いただきました。
うち、京都府内からは約半数、
大阪、愛知、三重、奈良など、他府県からも。

午前中は、全員集合のオリエンテーション。
本校からの概要説明、そして
京丹波町役場からは産物・行事など町の魅力紹介。

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昼食をはさんで午後は、校内施設案内や機械実演。
現2年生によるチェーンソー丸太伐り実演。
大勢の観客前にして、緊張気味。だが見事に‼

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デモンストレーション用に業界から持ち込んだ、
高性能林業機械・ハーベスターによる造材運転。

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フォワーダーによる丸太運送も。

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初めて目にする運転機械のすばらしい活動に
近い将来に自分も、と
参加者の目は輝いて見えました。

入学についての個別の相談コーナーもあり、
担当者との具体的な話し合いは順番待ち。
オープンキャンパスの来春の実り、
大いに期待しているところです。


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酉年だから鶏鉾へ、祇園祭

♪コンコンチキチン、コンチキチン
今年も京都の夏は祇園祭から始まりました。
祭を彩る山と鉾、組立て・巡行、
過去何度も話題に(→2013.7.162014.7.23ひとりごと)。
その使用木材などやや詳しく(→2012.7ちょっと教えて)。

今年も見学。ただし、メインイベントの
17日の前(さき)祭巡行は、暑さを嫌ってTVで。
現場行きも、人混みを回避して15日、宵々山の昼間に。
とはいうものの、鉾の建つ街々はやっぱり大混雑。

長刀鉾は、17日前祭・山鉾巡行の先頭「くじ取らず」。
そんな山鉾の代表「長刀鉾」に、まず敬意を表するも、
「厄除け粽(ちまき)」を求める人々の行列、延々。

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一方、前祭巡行の最後尾はいつも「船鉾」。
そんなに広くない新町通に、どっしりと飾られ、
こちらも、人々の通行もままならぬ混雑ぶり。

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そして、鶏鉾。
今年は酉年、酉年生まれの私はぜひ行かねば、と。
鉾にあがらせてもらうため、まず建物2階へ。
ここには祭壇、そして
鉾の背面を飾る織物、すなわち見送(みおくり)の展示。
「トロイの皇子ヘクトールが妻子に別れを告げる図」で、
16世紀ベルギー製「毛綴(けつづれ)」、国の重要文化財。

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この2階から橋掛りで鉾に。
巡行時お囃子の場。

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思うより狭い。ここに囃子方が、
太鼓、笛、鐘・・・たくさんいるけど、全員入るのかな。
鉾から「下界」を見下ろす。案外高い、人々小さく。

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粽も受けてきた。
これから1年、よろしくお守り下さい。

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只木 良也

Author:只木 良也
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