夏に咲く花

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暑い夏、青い空、白い雲、・・・。

夏に咲く樹の花、種類は案外少ないが、
花が咲いている期間の長いものが多く、
なかなか目立ちます。
その代表選手、幹つるつるのサルスベリ。

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「百日紅」がその漢字表記。
まさに百日間、紅の花が。
白い花もあり、「百日白」とは書かないが。

「紅」と言えば「海紅豆(カイコウズ)」
亜熱帯産の赤い花の咲くマメ科の木。
ディエゴ(梯梧)が正式名、沖縄の県の木。

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赤い花が魅力か、本州でも、あちこちに。
東京・新橋駅前、大阪・城南法円坂・・・。

韓国で、国の花として尊重されるムクゲ。
個々の花のいのちはほんの2~3日、
しかし次々と咲いて花期は長い。

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園芸品種多く、花の色も様々、白、薄紅、薄紫・・・。
フヨウも同科。
ともに学名をいうと、エエッ⁉ そうか! 
「ハイビスカス」です。

梅雨時が盛期だが、白いツバキに似た花が。
ナツツバキ、お寺に多い。それもそのはず、
別名「沙羅(しゃら)の木」。
平家物語の冒頭「沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理」の木。

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お釈迦様入滅の時に咲いたとされる白い花
熱帯のシャラノキを、
温帯のこの木に模したと、言い伝えられています。

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京都林大オープンキャンパス

7月30日、京都府立林業大学校、オープンキャンパス。
入学を考えている人々に対して、学校を開放し
施設・授業などさまざまな情報を提供して、
学校への関心を深めてもらおうとする機会です。

暑い日でしたが、学生さんや保護者の方々、
多数ご参加いただきました。
うち、京都府内からは約半数、
大阪、愛知、三重、奈良など、他府県からも。

午前中は、全員集合のオリエンテーション。
本校からの概要説明、そして
京丹波町役場からは産物・行事など町の魅力紹介。

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昼食をはさんで午後は、校内施設案内や機械実演。
現2年生によるチェーンソー丸太伐り実演。
大勢の観客前にして、緊張気味。だが見事に‼

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デモンストレーション用に業界から持ち込んだ、
高性能林業機械・ハーベスターによる造材運転。

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フォワーダーによる丸太運送も。

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初めて目にする運転機械のすばらしい活動に
近い将来に自分も、と
参加者の目は輝いて見えました。

入学についての個別の相談コーナーもあり、
担当者との具体的な話し合いは順番待ち。
オープンキャンパスの来春の実り、
大いに期待しているところです。


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酉年だから鶏鉾へ、祇園祭

♪コンコンチキチン、コンチキチン
今年も京都の夏は祇園祭から始まりました。
祭を彩る山と鉾、組立て・巡行、
過去何度も話題に(→2013.7.162014.7.23ひとりごと)。
その使用木材などやや詳しく(→2012.7ちょっと教えて)。

今年も見学。ただし、メインイベントの
17日の前(さき)祭巡行は、暑さを嫌ってTVで。
現場行きも、人混みを回避して15日、宵々山の昼間に。
とはいうものの、鉾の建つ街々はやっぱり大混雑。

長刀鉾は、17日前祭・山鉾巡行の先頭「くじ取らず」。
そんな山鉾の代表「長刀鉾」に、まず敬意を表するも、
「厄除け粽(ちまき)」を求める人々の行列、延々。

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一方、前祭巡行の最後尾はいつも「船鉾」。
そんなに広くない新町通に、どっしりと飾られ、
こちらも、人々の通行もままならぬ混雑ぶり。

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そして、鶏鉾。
今年は酉年、酉年生まれの私はぜひ行かねば、と。
鉾にあがらせてもらうため、まず建物2階へ。
ここには祭壇、そして
鉾の背面を飾る織物、すなわち見送(みおくり)の展示。
「トロイの皇子ヘクトールが妻子に別れを告げる図」で、
16世紀ベルギー製「毛綴(けつづれ)」、国の重要文化財。

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この2階から橋掛りで鉾に。
巡行時お囃子の場。

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思うより狭い。ここに囃子方が、
太鼓、笛、鐘・・・たくさんいるけど、全員入るのかな。
鉾から「下界」を見下ろす。案外高い、人々小さく。

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粽も受けてきた。
これから1年、よろしくお守り下さい。

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台風3号九州豪雨災害

7月4日、長崎に上陸した台風3号、
梅雨前線を刺激して、北九州に豪雨、
40万人超に避難指示の大規模水害をもたらしました。

今回の災害。テレビや新聞の報道で見る限り、
目立ったのは、洪水で運ばれてきた多数の「流木」。
これが被害拡大を助長したに違いありません。

大量の流木、どこから? 
被害地ニュースの中心的存在は、
福岡県朝倉市・東峰村、大分県日田市。
そこは、スギ人工林が広がる林業地帯で、
特に日田は、日田杉の名で古くから著名な林業地。

人工林と言えば手入れ不足がよく指摘されるところ。
間伐などが十分でないと、
立木の発達不足(未熟)、土壌劣化を招きます。
それは、豪雨時の土壌流亡・山崩れへとつながり、山崩れでは
立木も共に流し出されていきます(→2010.8ちょっと教えて森林雑学ゼミ)。

細い間伐材もよく売れた、ずっと昔。
植栽から伐採まで長期間かかる人工林施業において
間伐収入は中間収入として大切でした。
しかし、間伐材は安くて採算が取れない昨今、
保育上必要だからと間伐はしても、安価な間伐木は搬出せずに林内に放置、
いわゆる「伐り捨て間伐」が多いのです(→2016.9ちょっと教えて)。
これらの放置木が、豪雨で流出しやすいのは当然でしょう。
今回の被害の状況については、
こうした全国でみられる現状も含めた上で、
慎重に検証することが必要です。

こんなことから、「林業地だからの災害」とか、
「林業が災害を助長」などと、短絡的な意見が出てくる恐れ大。
それはともかく、今日ここでは
「前例のない豪雨のもたらした不可避災害」としておきます。


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京都林大地域連携協議会

京都林大設立後間もなく、結成された
「地域連携協議会」。地元の役場、組合、商店街などが
結束して林大のサポートをしてくれています。
今年度第1回会議が6月26日に。於京林大。

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写真左奥、木の向こうに見える低い建物が京都林大本館、
右手前は京丹波町和知支所で、
2階は林大教室として開放してもらっています。

各方面の出席者から、
過去の支援内容・今年の計画など、報告・論議。
森林組合:実習指導、卒業生3名採用
農協:イベント参加協力
商工会:アルバイト先紹介、イベント手伝い
消防団:災害対応、労働力期待
観光協会:林業の面白さアピール、公園などの樹木名板
道の駅:林大生割引食事、卒業生就職、卒業生結婚式
教育委員会:町内高校の学校林管理、ふるさと学級
駅前商栄会:ふるさと祭、林大出品
JR和知駅:無人駅窓口を地元代行、林大の協力大

JR和知駅は山陰本線・園部-綾部の中間に。
電化はされているが単線。

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駅前本庄には、こんな商店街が。

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京丹波町長・寺尾豊爾氏、和知地区区長会会長・春田貢氏もご出席。
寺尾町長には、良い事を一つ一つ重ねて「発展」がある。
人生において「和知、良かった」と思える学生生活を送ってほしい。
春田会長からは、ゴミ処理などのボランティア活動に
林大生の協力有り難い。「地区唯一の大学」を誇りに思う、
と、それぞれご挨拶いただきました。  
地元に溶け込み、地元とともに生きる。
それでこそ、理想の教育施設です。
今回、またまた感じたのは、地元のあたたかさと大きな支援。
「この地への京林大の設置、やっぱり良かった」でした。

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林大裏山、かつてのマツ林は失われ、広葉樹林に。
中腹以下、スギ人工林立派に。そこへ竹林が拡大中。
麓の白い花はクリ畑。「丹波栗」として名高い、それです。


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只木 良也

Author:只木 良也
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